ちょうど去年の今頃はトルコに行ってました。
飛んでイスタンブールのイスタンブールから、トロイの木馬のトロイ、クレオパトラも訪れたエフェス都市遺跡、石灰棚のパムッカレ、奇岩と洞窟都市のカッパドキアなど日本のほぼ倍の面積の国をほぼ半周、7泊8日の駆け足で廻ってきました。
飛んでイスタンブールのイスタンブールから、トロイの木馬のトロイ、クレオパトラも訪れたエフェス都市遺跡、石灰棚のパムッカレ、奇岩と洞窟都市のカッパドキアなど日本のほぼ倍の面積の国をほぼ半周、7泊8日の駆け足で廻ってきました。
イスラムの国のモスクを数多く訪ねて思うことは、モスクがキリスト教教会、仏教寺院とのもっとも違う点、それは教会、寺院が「構造美」であるのに対してモスクは「装飾(表皮)美」だということ。モスクの空間は大小あれどどこもだいたい同じ構成です。そこには空間自体をなんとかしたいという建築的創意工夫はみられない。つまり空間には新しい発想は必要なかったということではないか。またイスタンブールで最も大きなモスク「アヤ・ソフィア」はローマ帝国時代に建設された教会をそのまま流用したもの。合理的というよりも多分礼拝さえできれば空間には興味なかったようです。
現代建築界において「装飾主義」なんていうと、インテリア的、薄っぺら、哲学がないなんて言われそうですが、モスクに入ればそれが間違いだと気づくはずです。「イスラム文化の洗練された抽象紋様の美学」それは具象崇拝を禁じられた歴史もありますがとにかくすばらしい!タイル、磁器、カーペット、カーテン等見ていると人間の力を越えた秩序、宇宙すら感じてしまいます。それにあのアラブ文字って世界一デザインされた書体(フォント)だと思いませんか?右から左っていうのもカッコイイですしね。
そんなすばらしいデザインの小物をすこしづつコレクションしていくのもイスラム圏の国を旅する大きな楽しみでもあります。
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